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新卒1年目の転職は厳しい理由。”転職しない”という選択肢も残しておこう

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  • 新卒1年目の転職は厳しいのかな?
  • 新卒1年目の転職理由はどのようなものがあるの?
  • 新卒1年目での転職はどうやったら成功するの?

このような疑問に答えます

新卒1年目での転職に不安を覚える人は多いと思います。

誰かに相談しても

  • 「せめて1年間は働いてみたほうがいいんじゃない?」
  • 「最初からうまくいく仕事なんかないよ」
  • 「俺も大変だけど、我慢してやってるよ?」

ほとんどの場合、このように反対され、そして引き止められてしまいます。

しかし、あなたの転職したいという気持ちは、あなたにしか分からないことであり、誰かと比べられることではありません。

そして自分の人生を選択するのは他人ではなく、あなたでなければいけません。

あなたの人生の選択において、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 本記事の信頼性

 本記事の内容

  • 新卒1年目の転職が厳しいと言われる理由
  • 転職を考えるときに気をつけるべきポイント5選
  • 新卒1年目の転職を成功させる方法

それではいきましょう

新卒1年目の転職が厳しいと言われる理由

結論を先にいうと新卒1年目の転職は簡単ではありませんが、求人も豊富にある年齢なので転職することは可能。

新卒1年目の転職は厳しいと言われ、ほとんどの場合、相談しても反対されてしまいませんか?

それには、大きく分けて3つの理由があるので、ぜひ転職活動の参考にしてみてください。

理由1:”会社をすぐにやめる=忍耐力がない”という固定観念

少し前までは、学校を卒業後、会社に就職し、60歳定年まで勤め上げることが一般的でした。

ですから、入社後にすぐに辞めるなど、昔ではありえないことだったのです。

しかし、終身雇用の崩壊した現在ではひとつの会社に居続けるメリットは少なく。

むしろ、柔軟に仕事を変えることで自分の能力を十分に発揮できるチャンスが増えるでしょう。

我慢して会社に居続けるよりも、自身のスキルアップ、キャリアアップのために仕事を変化させていくことが、これからの変化の激しい時代を生き抜く為には大切なことです。

理由2:行動できない自分を正当化するため

転職という行動に移せる人はまだまだ少数派です。

人間には現状維持バイアスという、変化や未知のものを避けて現状維持を望む心理作用が備わっています。

ですから、行動に移せている人を羨ましいと感じてしまい、そんな自分を肯定するため

「すぐに転職していては、社会ではやっていけないぞ」

「もう少し頑張ってみないか?入社してすぐはみんな大変なんだ」

と、いかにも正当な理由を説明する人もいるでしょう。しかし、

嫌な仕事を無理して続ける意味はあるでしょうか?

それによって何か得れるものがありますか?

嫌な仕事を続けていることや、人間関係のストレスによって、心身がボロボロになるまでがんばってしまう人は大勢います。

そうならないためにも、人の意見は参考にしつつも、将来への選択は自分自身でおこなうことが大切です。

理由3:アピールできる経験がないので転職競争に勝てない

新卒1年目は転職先にアピールできる業務経験がほとんどありません。

このことから、経験のない新卒1年目から転職活動をしても、経験豊富な転職ライバルに負けてしまい、転職できないと思われる人もいるかもしれません。

確かに経験を武器にした転職は、新卒1年目には厳しいです。

しかし、若さを武器に第二新卒として、転職市場で戦うことが可能です。

新人研修を終えて一般的なビジネススキルを身に付けている第二新卒は、企業側に下記のようなメリットがあります。

  • 新人教育のコストが削減できる
  • 前の企業の考え方に染まっていない

なので積極的に採用している企業も多くあります。

転職を考えるときに気をつけるべきポイント5選

実際に転職を考えるときに気をつけるべきポイントを紹介します。

転職を成功させるためにもぜひチェックしてみてください。

注意点1:新卒3年以内の離職率は約30%

厚生労働省の新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)によると

厚生労働省は、このほど、平成29年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況について取りまとめましたので、公表します。

今回の取りまとめにより、新規高卒就職者の約4割、新規大卒就職者の約3割が、就職後3年以内に離職しており、傾向としてここ数年は大きな変動が見られないことが分かりました。

厚生労働省

つまり、しっかりと自己分析や企業の情報を調べても、入社してからでないとわからないことがあるので、それによって会社をやめてしまう人が一定数いるということです。

たとえば、あなたの転職したい理由が

  • 会社での人間関係がうまくいかない
  • やりたい仕事をやらせてもらえない

このような、入社後にしかわからないことの場合は、転職によって必ずしもその問題が解決するとは限りません。

転職によってあなたの問題が解決するかどうかは、あなた自身がしっかりと考えて行動する必要があります。

注意点2:転職活動はなるべく在職中におこなう

転職先が決まる前に会社を退職してしまうのは、「心身に異常をきたすほどストレスがある」「ブラック企業過ぎて休みがない」このような場合を除いて、基本的には在職中に転職活動をおこなうようにしましょう。

理由は金銭面にあります。

転職活動は入社するまでに早くても3〜6ヶ月程度かかります。

先に退職してしまうと、転職活動が長期化するのにともなって金銭的余裕がなくなり、精神的に追いつめられることもあります。

そうならないためにも、できるだけ転職活動は在職中におこなうことが大切です。

注意点3:辞めることが目的になっていないか確認する

注意しなければいけないのが、転職することが目的になってしまうことです。

転職を決意して転職活動をしていくうちに

  • いまの会社でもやりたいことができるかもしれない
  • いつでも転職できそうなのが分かったので、気持ちが楽になった
  • 自分自身にも問題があることに気づいた

このように、いまの会社への見え方に変化があらわれることもあるでしょう。

このようなときに、「転職することはもう決めたことなんだ…」と、転職が目的になってしまっていては冷静な判断ができなくなってしまいます。

なので、転職活動をするうえで「辞めない」という選択肢も残しておくようにしましょう。

注意点4:転職活動をひとりで進めない

転職活動をひとりで進めることはおすすめできません。

ただ闇雲に転職サイトをみて求人に応募しても、転職が成功する確率は非常に低いです。

ここでいう成功は、ただ内定をもらうだけでなく、自分のやりたいことや条件を満たせる会社に内定をもらうことを指します。

そのためには、自分を客観的に評価してくれる人や、履歴書の書き方や面接対応を教えてくれる人の存在が不可欠です。

なので転職活動をする際は

  • 最近転職した先輩や友人
  • 地元のハローワーク
  • 転職エージェント

このような転職経験がある人や転職のプロの相談しながらおこなうことで、転職の失敗を未然に防ぐことができます。

注意点5:イメージで企業を選んでしまう

転職サイトや企業のHPなどを見てイメージだけで転職先を選んでしまうのには、注意が必要です。

ただ漠然と

  • なんとなくカッコいいから
  • 最近いろいろなところで広告をよく見かけるから
  • 最先端の企業だから

このような理由で企業を選んでしまうことは、思いつきで選んでいるのと同じです。

時間の経過とともに後悔してしまうことも多いでしょう。

そうならないためにも、企業選びは目的や条件に沿っておこなうことが後悔を減らす上で重要なことといえるでしょう。

新卒1年目の転職を成功させる方法

最後に新卒1年目の転職を成功させる方法を紹介します。

簡単ではない新卒1年目の転職ですが、正しい転職活動によって成功率は確実に上昇します。

自身の転職の参考にしてみてください。

徹底的な自己分析

自己分析をおろそかにして、転職活動の成功はありません。

それほど重要な要素を占めるのが自己分析です。

正しい自己分析をすることによって、あなたにとっての適切な求人を見つけることが可能になります。

具体的には

  • 転職をすることでどのような悩みを解決したい?
  • やりたい仕事は?
  • 仕事において得意なことは?
  • 希望する年収は?
  • 今の会社ではその悩みは解決できない?

このような質問に答えることで、自分自身の棚卸しをおこない、それを元に求人を探していきましょう。

質問を用意するのが難しいという人のために、無料で使えるリクナビNEXTの「グッドポイント診断」というツールもあるのでぜひ活用してみてください。

入念な企業の情報収集

転職先の企業の情報は入念に調べましょう。

企業の情報収集をする理由は3つあります。

理由1:条件確認

自身の条件と照らし合わせるために情報収集をおこなう必要があります。

たとえば下記のようなものが基本的に確認しておくべき情報です。

  • 給与・昇給制度
  • 福利厚生
  • 事業内容
  • 休日・残業
  • 勤務地

確認不足によって入社後に後悔しないためにも、しっかりと調べておきましょう。

理由2:面接対策

面接対策のために情報収集をおこなう必要があります。

これは、企業の理念であったり、社長の方針、どういった人材を欲しているかを調べることで、自分のどのような部分が会社の役に立つのかをアピールするのに役立ちます。

理由3:口コミを見て社内の雰囲気を事前に知るため

正確な社内の雰囲気は入社してみないとわかりませんが、口コミサイトを閲覧することでざっくりとした雰囲気を知ることができます。

その会社の元社員や現社員の口コミは非常に参考になるので、利用することでHPではわからない情報を得るのに役立ちます。

転職初心者は無料の転職サービスをうまく使う

転職初心者が転職活動を成功させるには、転職サービスをうまく使う必要があります。

転職のプロに相談できるだけでなく、あなたにとってベストな求人を探してくれたり、面接の日程調整もしてくれるので、仕事が忙しい人にはとくにおすすめです。

また、すでに入りたい企業が決まっている場合であっても、書類の書き方や面接対策のような自分では正しいかの判断がしづらいことを相談することができます。

具体的には、ハローワークもしくは転職エージェントを活用しましょう。

ハローワークは地域密着型なのが特徴で、地元で転職したい人におすすめです。

またセミナーで転職ノウハウを学ぶこともできます。

しかし、企業選定が甘いので「ブラック企業だった」「求人内容と違う…」というような質の悪い求人もあることがデメリットです。

転職エージェントはヒヤリングをしてもらったのちに、条件にあった求人を探してきてもらえます。

企業選定がしっかりしているので、安心して利用できるのもメリットのひとつです。

なので、ローワークと転職エージェントどちらかだけを利用するというよりも、両方を使用して、最終的に良い方を選ぶのが良いでしょう。

このような無料で用意されているサービスを積極的に使うことで転職を有利に進めることができます。

転職エージェント一覧

まとめ:新卒1年目の転職は簡単ではないが十分可能

新卒1年目の転職は簡単ではありません。

しかし、求人が豊富な年齢でもあるので転職することは十分に可能です。

その際に欠かせないのが転職サービスの利用です。

ひとりで転職活動をおこなうよりも、はるかに効率的で正しい方法を無料で教えてくれるので積極的に利用していきましょう。

ですが、最終的な判断は自分自身でおこなうことが大切で、何よりの成功の秘訣といえるでしょう。

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