
- 20代後半の転職を失敗したくない
- 20代後半転職のよくある失敗事例を知りたい
- 20代後半転職で失敗する人の特徴を知りたい
20代後半での転職は求人も豊富にあり、キャリアアップやキャリアチェンジに最適な年代です。
しかし、転職に失敗してしまって、何度も転職を繰り返してしまうことは、キャリアアップの観点からも絶対に避けたいところでしょう。
ここでは20代後半の転職活動において、よくある失敗事例や失敗する人の特徴、そしてその解決策まで解説しています。
転職活動成功の鍵はあなた自身にあります。
先人の失敗をあなたの転職活動に活かすことで、転職を成功させましょう。
- 20代後半の転職でよくある失敗パターン9つ
- 20代後半の転職で失敗する人の特徴3選
- 20代後半の転職で失敗しないために出来ること
それではいきましょう。
20代後半の転職でよくある失敗パターン9つ

20代後半の転職でよくある失敗のパターンを紹介します。
ぜひ自身の転職活動の参考にしてみてください。
パターン1:転職先がブラック企業
転職活動をしている人の全員が共通しているポイントに「ホワイト企業へ転職すること」があると思います。
しかし、転職先がブラック企業だったという声は少なくありません。
例えば
- 残業時間が長い
- 残業代が支給されない
- パワハラ・セクハラ・モラハラが横行している
- ノルマが異常に厳しい
- 有給休暇を取らせてもらえない
などがブラック企業の特徴としてあります。
事前に企業分析や口コミを確認することで、こういったことは回避することが可能なので、転職活動は焦らずにおこなうことが大切です。
パターン2:仕事内容に興味が持てない
仕事の内容を無視して転職してしまうと失敗してしまうこともあります。
例えば
労働の条件が良いことを理由に友人や知人の勧められて求人に応募すると採用してもらうことが出来た。しかし、仕事内容に全く興味を持てず、すぐに転職してしまった。
このように、自身の興味や適正を考えずに仕事を選んでしまうことで、転職に失敗してしまうケースもあるので、注意が必要です。
パターン3:実力を偽ってしまい、入社後に恥をかいてしまう
転職活動の中で、面接や履歴書を書く際に自分をアピールすることは、非常に大切なことです。
少しでも良い評価を得るためにも当然、力を入れるべきポイントでしょう。
しかし、実力以上のことをアピールするのは、自分の首を締めることになります。
もし採用が決まり、仕事が始まったときに十分に業務をこなすことができないと、期待はずれに思われてしまうからです。
なのでスキルや経験、実績は正確に伝えるようにしましょう。
パターン4:楽な仕事を選んだつもりが前職よりも大変だった
仕事が楽かどうかは実際に働いてみないとわからない部分が多く、自分の持っているスキルによっても変わってきます。
例えば
肉体的に楽だからという理由で事務職を選んだとしても、人が足りていないなどの理由でひとりの業務量が多いと、それは楽な仕事とは言えません。
楽な仕事に就きたい場合は、企業のことをよく調べた上で、自身のスキルや適正を照らし合わせて選択する必要があるでしょう。
パターン5:転職先が決まる前に退職した
「この会社にはもういたくない」と転職先が決まる前に退職してしまうのもよくある失敗パターンです。
これにより
- 無職なので焦りがうまれて、慌てて転職してしまう
- 現職の社会人を求めている企業も多いので、無職は厳しい目で見られることがある
このようなパターンに陥りがちです。
退職するのはやむを得ない場合を除いて、転職先が決まってからおこなうのが鉄則と言えるでしょう。
パターン6:結果的に前職の方が良かった
「隣の芝生は青い」という言葉にあるように、自身のいる会社よりも他の会社が魅力的に見えることもあるでしょう。
しかし、実際に転職してみると
- 福利厚生などの細かな点で前職の方が良かった
- 前職の方が雰囲気や社風が良かった
- せっかく身に付けたスキルが活かせない
など後悔することも多いようです。
転職先の情報収集して、今の会社としっかりと比較検討した上で行動することが大切です。
パターン7:周りに流されて転職してしまう
これは同僚や先輩が転職してしまったから、自分も周りと同じように転職をして、結果的に失敗してしまうパターンです。
自分の意志のない転職がうまくいくわけありません。
転職を考えるキッカケにするのは問題ありませんが、冷静になって、人それぞれ持っているスキルや置かれている状況が違うことを理解した上での行動が大切です。
パターン8:企業文化が合わなかった
企業文化が合っていないと毎日の仕事が辛くなってしまいます。
いまだに年功序列が強く残っている企業や、社長のワンマン経営などがこれにあたります。
企業全体の問題のため、入社後にこの問題を解決するには、転職するしかありません。
なので、企業文化については事前にホームページなどで必ずチェックしておきましょう。
パターン9:同業種だからと転職したがイチから学ぶことになった
同業種だからといって転職しても変化が少ないと考えてはいけません。
企業によって仕事のやり方や使用しているソフトはさまざまです。
同業種だからといって「ひとくくり」に考えてしまうと、いざ働き始めた時に業務内容の違いに戸惑うことになるかもしれません。
20代後半の転職で失敗する人の特徴3選

ここでは転職で失敗する人の特徴を紹介していきます。
転職後に後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
自己評価が高すぎる
自己評価が高すぎると、なぜ転職に失敗してしまうのかというと、転職後にあまり活躍出来なかった場合に後悔してしまうからです。
例えば
実際に働き始めたときに、自身のスキルが通用しなかったり、周りの人のレベルがあまりにも高すぎてついていけない場合などです。
自分に自信があることは非常に大事なことです。
面接では自信のある振る舞いは、相手に安心感や信頼を与えるでしょう。
しかし、転職先ではあくまで新人です。
謙虚さを忘れず、胸を借りるつもりで転職することが何より大切なことと、いえるでしょう。
「転職する」が目的になっている
- 「You Tubeで転職を勧めていた」
- 「新しい環境で仕事をしたい」
- 「縛られない生き方がかっこいい」
というように憧れや世間のイメージによって、転職自体が目的になっている人は失敗しやすい傾向にあります。
転職はあくまでやりたい仕事や理想の仕事に就くための手段にすぎません。
転職を目的にしてしまうと仕事を転々とするだけで、スキルアップをすることもキャリアアップすることも、難しくなってしまうでしょう。
考え方が極端に偏っている
どういうことかというと。
例えば
転職先を条件だけで選んでしまう場合です。
勤務地や給与だけを重視して、やりがいのない仕事を選んでしまうと長続きしないことが多いでしょう。
それとは逆に、やりがいだけで仕事を選んでしまうと、最初は良くても長く仕事を続けていくうちに、条件や待遇面で不満が出てきてしまいます。
なので転職の際は、条件とやりがいのバランスを考えてどちらか一方に偏りすぎないようにすることが大切です。
20代後半の転職で失敗しないために出来ること

転職での失敗を防ぐために出来ることを解説します。
事前にしっかりと準備をして失敗を防ぎましょう。
転職先の情報収集を入念におこなう
希望する転職先の情報収集を入念におこなうことで、転職の失敗を防ぐことができます。
転職先の情報といってもさまざまなものがあるので、大きく3つのポイントに分けて調べるのがおすすめです。
ポイント1:給与・昇給制度
求人情報に記載されている給与額だけでなく
- 給与の内訳はどうなっているのか?
- 昇給制度はどのようなシステムなのか?
これらをしっかりと確認しておきましょう。
企業によってはさまざまな手当が給与に反映されていることもあります。
昇給制度についても年功序列なのか実力主義なのかを、口コミサイトなども併用して詳しく調べておくことで、転職後に後悔するのを防ぐことが出来ます。
ポイント2:福利厚生
福利厚生もしっかりと確認しておくべきポイントです。
- 住宅補助
- レジャー施設・ホテル等の優待割引
- 家族手当
- 休日の日数
など企業によってさまざまなものがあります。
実際に働き始めると給与にプラスして支給される、住宅手当や家族手当は見落としがちなところです。
企業によって手当の有無や金額もさまざまなので、求人を選ぶ際は給与だけでなく、こういった手当もいれて総合的に考えることが大切です。
ポイント3:社風・雰囲気
社風や職場の雰囲気もしっかり確認しておきたいポイントです。確認する方法は
3つあります。
- 口コミサイトを利用する
- 面接のときに聞く
- 実際に見学する
働いてみないと職場について全部を把握することは難しいですが、事前に調べてみることで、あまりにも自分の理想と違う職場を回避することができます。
自己分析を徹底的に行う
転職のときは、自己分析を徹底的におこないましょう。自己分析をすることで、自分を客観的に見ることができるようになるからです。
- なぜ転職するのか?
- 今の職場のどこが理想と違うのか?
- 転職先に何を求めるのか?
- 得意なこと、苦手なことは?
- 好きなこと、嫌いなことは?
- 大切にしている価値観は?
- 1人が好き?それともチームでやりたい?
など多くの質問に答えることで、知らなかった自分の一面を発見できることもあります。
簡単な自己分析はしたことがある人も、一度しっかりと時間をとって深いところまで自己分析をしてみることがおすすめです。
最近では自己分析について解説している本も多く出版されているので、一度読んでみるのもいいでしょう。
転職のプロに相談する
初めての転職となると、分からないことばかりで不安になると思います。
よく分からないまま転職活動をしても、良い企業には転職できません。
履歴書の書き方や面接の受け答えの仕方など、ひとりでは「コレで合っているのかな?」と分からないこともあると思います。
そんなときは、転職のプロである、地元のハローワーク、もしくは転職エージェントに相談してみましょう。
どちらも無料で相談できるので、併用して使うことで転職活動を有利に進めることができます。
参考記事>>転職サイトと転職エージェントの違い【うまく使い分ける方法も教えます】
転職の失敗は入念な準備で防ぐ

転職の失敗の原因のほとんどは、準備不足、情報収集不足によるものです。
転職先の情報収集はしっかりとおこなうのはもちろんですが、自己分析にもきちんと時間をとり、徹底的におこなうことで転職の失敗を防ぎましょう。