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”20代後半の転職が厳しい”と言われるのには理由があった。転職に苦労する人の特徴も紹介

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Black woman presenting in a meeting
  • 20代後半でも未経験の職種への転職は可能なの?
  • 20代後半で転職に苦労する人の特徴があれば知りたい
  • 20代後半の転職を成功させるためには何が必要なの?
  • 転職を成功させる方法を知りたい

このような疑問に答えます。

20代後半になってくると、社会人としての経験も蓄積されてきます。

すると、自分のやりたいことや適正が見えてくるのではないでしょうか?

もしくは、年収や労働時間などの条件を少しでも良くしたいと考えていませんか?

いずれの悩みも、今の会社にいては解決する可能性は低くいと感じ、転職を考えている人もいると思います。

その時に不安になる、転職の方法や20代後半の転職の難易度について解決していきます。

結論を先に言うと、20代後半はまだまだ求人の数も多く、十分に優良企業への転職は可能です。

具体的な転職を成功させる方法も解説しているので、この記事があなたの転職活動の役に立つことを願っています。

 本記事の信頼性

 本記事の内容

  • 20代後半の転職が厳しいと言われる理由
  • 20代後半の転職で苦労する人の特徴7選
  • 20代後半の転職を成功させる具体的アクションプラン

それではいきましょう。

20代後半の転職が厳しいと言われる理由

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20代後半の転職は厳しいというのを聞いたことはありませんか?

それを聞いて「そうか、それなら転職は辞めておいた方がいいのかな」と転職を諦めてしまうのは、非常にもったいないです。

結論を先に言うと20代後半であっても転職することは十分に可能です。

転職活動自体を諦めてしまっては後で「なんであの時に行動しなかったんだ」と後悔することにもなります。

ではなぜ20代後半の転職が厳しいと言われるのか?について解説していきます。

20代後半の転職は十分に可能

まず20代後半の転職は可能です。

その理由に企業が20代後半までを第二新卒と見なし「ポテンシャル採用」を行うことがあります。

そもそも企業が中途採用を行う上で2つの採用方法が存在します。

それが「即戦力採用」と「ポテンシャル採用」です。

即戦力採用とは、すでにスキルや能力・経験のある人を即戦力として採用することです。そして、ポテンシャル採用とは、潜在能力を重視した採用のことで、即戦力でなくても将来の成長を期待して企業が採用を行うことを指します。

なので20代後半で経験のあまりない人であってもポテンシャル採用を行っている企業へ転職することが可能になります。

求人全体の半分以上は20代の募集案件であることからも、少子高齢化にともない、20代の若手を確保したい企業が増えていることがみてとれます。

20代後半の転職における注意点

求人が豊富にあるからと、油断してしてはいけません。20代後半の転職において注意しておく点があります。

20代前半に比べられると不利になるケースがある、例えば22歳と29歳では同じ第二新卒であっても年齢に大きな差があります。

企業としても同じ未経験であれば、より将来性のある若い志望者を選ぶ可能性があるといえるでしょう。

20代後半を第二新卒と考えない企業もある、企業によっては、そもそも20代後半の求職者にポテンシャル採用を行っていない場合もあります。

なので、未経験の職種を選ぶ場合の選択肢は少なくなる傾向にあるでしょう。

20代後半の転職が厳しいと言われる理由

それではなぜ20代後半の転職は厳しいと言われているのでしょうか。

それは、そういった意見のほとんどがそもそも転職活動をしたことがない、転職したいけれど行動に移せていない人の意見だということです。

とくに会社の人に聞くと「厳しいからやるだけ無駄」「バレたらどうするの?」このような否定的な意見が多い傾向にあります。

こういったことを言う人には、過去に自分も転職を考えたことがあるが、なにかと理由をつけて行動に移せなかった自分を肯定したいという気持ちが隠れている場合があります。

そもそも、簡単な転職など存在しません。若いときは「もっと経験を積まないと厳しい」と言われ、30代を超えてくると年齢を理由に厳しいと言われるでしょう。

いずれにしてもまずは行動してみること。「百聞は一見にしかず」です。

20代後半の転職で苦労する人の特徴7選

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転職活動をしていく中で、あっさりと数社だけの応募で転職先が決まってしまう人もいれば、反対に100社以上応募しても決まらない人もいます。

なぜこのような差が出来てしまうのか?もちろん人によって求めている条件が違うので一概には言えませんが、転職する上でひとつの参考にしてみてください。

自己分析が不足している

大前提として自己分析は転職において非常に重要です。

理由は企業に自分をアピールするためであるのと、何より自分のモチベーションのためにも自己分析は必須です。

転職が長期化してしまったとしても、自己分析をしっかりとしておくことで、転職の目的を見失うことなく最後までやりきることができます。

  • なぜ転職するのか?
  • 自分はいままで何を頑張ってきたのか?
  • 得意なこと、苦手なことは何か?
  • 大切にしている価値観は?
  • 持っている資格は?
  • 転職の条件でこれだけは譲れないことは?

など、もしまだ自己分析をやっていない人は、まずは自分のことを知ることから始めてみましょう。

面接でネガティブに語ってしまう

どういうことかというと、例えば面接で転職の理由を聞かれた際に

  • 上司が嫌で…。
  • ノルマがキツくて…。
  • やりがいを感じられなくて。
  • 正当に評価されなかった。

このように語ってしまうと、たとえ本心であっても相手に与える印象は良くありません。嘘をつくのはいけませんが

×:ノルマがキツくて…。

○:チームでの作業に興味がある

×:正当に評価されなかった。

○:実力主義の社風に魅力を感じた

このようにできるだけポジティブに言い換えることが出来ないか考えてみましょう。

これだけでも面接官への印象が良くなるので、もしネガティブに語ってしまっていた人は参考にしてみてください。

応募している数が少ない

もし10〜20件の応募で転職先が決まると思っていたのであればその考えは改めなければいけません。

20代後半はライバルも多く、特に未経験の職種を狙うのであれば100社の書類選考を受けても面接にたどり着けない場合もあります。

まずは面接にたどり着くためにも、1ヶ月に100社程度の応募を目標に転職活動をしてみましょう。

そしてこれを細分化して、週にすると20〜25件、1日にすると3〜5件程度を

目安に行動してみることをおすすめします。

給与が下がることを覚悟していない

もし未経験の職種でさらに給与アップも同時に目指しているのであれば、それは厳しいと言わざるを得ません。

なので、将来的に給与の上昇を見込める企業を目指しても、短期的には給与が下がることは覚悟しておく必要があります。

未経験+給与アップこの2つを条件にしてしまうのは、転職先が中々決まらない考え方といえます。

書類選考において志望動機を使いまわしている

履歴書・職務経歴書を見る企業の採用担当者もプロです。

志望動機を使いまわしていることは見る人が見れば分かってしまいます。

なので使い回しの効く、あまりにも抽象的過ぎる文章はやめておいたほうがいいといえるでしょう。

最低限、応募する企業のホームページなどはチェックした上で

  • 具体的に惹かれているポイント
  • 共感している理念
  • 上記2つに貢献できる理由・根拠

これらをしっかりと志望理由に盛り込む必要があります。

自分主体の志望動機

履歴書・職務経歴書に書かれている志望動機があまりにも自分主体だと企業に与える印象があまり良くありません。

例えば

  • 地元だから…
  • キャリアアップのために…
  • 残業の少ない所に惹かれて…

実際これらは本音かもしれませんが、履歴書・職務経歴書に書く場合は注意が必要です。あまりにも前面に出してしまうと採用担当者に自分勝手な印象を持たれてしまいます。

なので、あくまで御社の理念や仕事内容に共感している点を伝えるのが良いでしょう。

失敗から学んでいない

書類選考で落ちてしまったり、面接まで進んだが落ちてしまった時に「なぜ落ちたのか?」をしっかりと考える必要があります。

例えば

  • 履歴書・職務経歴書の字が雑だったかな?
  • 履歴書・職務経歴書の内容が読みづかったのかな?
  • 面接のマナーが不足していたのかな?
  • あの質問の返答は次からこう答えた方が良いかもいれない。

もちろんこれらが落ちてしまった原因であるとは言い切れません。

しかし、少しでも失敗を振り返り、次に活かすようにしていくことが大切です。

20代後半の転職を成功させる具体的アクションプラン

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最後に20代後半の転職を成功させるための具体的なアクションプランを紹介します。

よかったら自身の転職活動の参考にしてみてください。

アクションプラン1:転職の方向性を決める

まずは転職の方向性を決めなければいけません。転職の方向性とは具体的にいうと、

キャリアアップを目指すのか?

キャリアチェンジを目指すのか?

を決めるということです。

キャリアアップ

キャリアアップとは現在のスキルや経験を活かせる職場で役職や地位の向上を目指す転職です。

仕事の幅や裁量が広がるのと同時に自身の市場価値も上がるため、キャリアアップを繰り返すことでより高い収入やポジションを目指すことが出来ます。

キャリアチェンジ

キャリアチェンジとは未経験の業界や職種へ転職することです。

選択肢としては大きく分けて3種類あります。

1.業界と職種の両方が未経験の転職

  • 工場の作業員から保険の営業
  • スーパーの正社員からIT企業のエンジニア
  • 不動産会社の営業から人材派遣会社の経理

2.経験のある職種で業界だけ未経験の転職

  • 不動産会社の営業から保険の営業
  • 製造業の経理から人材派遣会社の経理
  • アパレルショップの店員から携帯ショップの店員

3.経験のある業界で未経験の職種に転職

  • 不動産会社の営業から不動産会社の事務
  • 自動車会社の営業から自動車会社の人事
  • Webサイト制作会社のエンジニアからWebサイト制作会社の経理

一般的に20代後半の第二新卒と呼ばれる世代はキャリアチェンジを選択するのがベターです。

アクションプラン2:転職先の条件で最も重視することを決める

いざ求人を探す際にあまりの求人の多さに「どこを見ればいいか分からない…」ということにならないためにも、もっとも転職の条件で重視することを1〜3つ決めておきましょう。

これが転職先を選ぶ上でのフィルターになるので、あらかじめ自分のやりたいことや得意なこと苦手なことなど自分のことを棚卸しておくことが大切です。

アクションプラン3:転職サイト・転職エージェントを利用して求人を探す

まだ転職を探す際にハローワークしか利用したことがないという人は、ぜひ無料で使えるこの2つの転職サービスを利用してみてください。

転職サイトに関してはリクナビNEXTが有名で46,000件を超える求人情報から自分にあった求人を探すことが出来ます。

転職エージェントに関しては、先程の転職サイトとは違いエージェントと呼ばれる転職のプロが、まずあなたの要望をヒヤリングします。

そしてあなたの要望にあった求人を探し出して提案してくれます。

その他にも

  • 非公開求人の紹介
  • 面接対策
  • 履歴書・職務経歴書の対策
  • 給与の交渉
  • 面接日程の調整

などを無料で行ってくれます。もし転職が初めてで不安があるという人は、一度利用してみるのも良いかもしれません。

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まとめ:20代後半の転職は未経験の業種でも可能

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第二新卒と呼ばれる20代後半はまだまだ未経験の業種での転職が可能です。

これは企業がポテンシャルを重視して将来の成長に期待した採用を行っているためです。

逆にキャリアアップを狙って経験のある職種に転職する場合は経験不足になるこの可能性も。

どちらにしても、簡単に転職することが出来るわけではありません

しっかりと方向性を決め、転職先のことを調べることが大切です。

初めてで不安な場合は無料で使える転職エージェントに相談してみるのもいいかもしれません。

まずは一歩踏み出すことから始めてみましょう。

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