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営業に転職はやめとけ【離職率が高い理由とブラック企業の見分け方】

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営業職と聞くと、一般的にブラックなイメージがありませんか?

家族や友人に、営業職に就きたいというと必ず「大変だからやめとけ」と言われます。

ここでは

  • なぜ営業はやめとけと言われるのか?
  • なんで営業の離職率は高いの?
  • 営業職はどんな人に向いているの?

このような疑問に答えていきます。

結論を先にいうと、ただお金のためだけに、営業職を選ぶと大変です。やめておきましょう。

 本記事の内容 

  • 営業はやめとけと言われる5つの理由
  • 営業職の離職率は業界によって変わる
  • 目的があれば営業は最高の学び場

それではいきましょう!

営業はやめとけと言われる5つの理由

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簡単に営業について説明すると、営業とは自社の商品やサービスをお客様に売ることによって、会社の売り上げや利益を上げるのが仕事です。

1.結果が数字で表れる

営業職というのは、結果が数字で表れます。成績が悪ければ上司に怒られたり、周りの人にも「仕事ができない人」と思われるので、自己肯定感が下がってしまいます。

周りからの目を過度に気にする人や、そもそも誰かと比べられるのが嫌な人にとっては、おすすめしない職業です。

逆に、成績が良ければ周りからも賞賛されたり、尊敬の目で見てもらえるので、やりがいを感じることができるでしょう。

2.ノルマがプレッシャーになる

営業にはノルマがある場合が多いです。会社の売り上げに直結する部署であるため、売り上げであったり、契約件数のノルマがあることが多く、それがプレッシャーになります。

プレッシャーに打ち勝つための強いメンタルが必要とされるので、小さなことでストレスを感じてしまう人や、ストレスの解消が上手にできない人は、やめておいたほうがいいでしょう。 

3.自分で納得していない商品でも売らなければならない

自分で良い商品だと納得して売っていれば問題ありません。

しかし、自社の商品よりも他社の商品の方が優れていたり、納得いかない部分があると、本当の意味でお客様の力になれないため、真面目な人ほど罪悪感が大きなストレスになってしまいます。

4.基本的に忙しく、残業が多い

営業といっても、お客様と喋るだけが仕事ではなく

  • 顧客間での移動
  • 資料作成
  • 商品についての勉強
  • 会社での雑務

などやることが沢山あるため、タスク管理が優秀な人を除くと、営業=長時間残業であることが多いです。

5.休みがとりづらい

個人でお客様を抱えていると、それぞれに対応できるのは自分しかいないため、有給休暇などはとりづらいです。

もし休みがとれたとしても、お客様から連絡があれば対応しなければいけません。

しかし、会社からスマホを支給されていれば、仕事とプライベートを完全に分けることができるのでこの限りではありません。

営業職の離職率は業界によって変わる

営業は一般的に離職率の高い業種だと思われていますが、実際には、一言で営業といっても色々な種類があります。

その中で営業の種類と、業界によって離職率は大きく変わるので、ここで詳しく説明していきます。

営業の種類は大きく分けて2種類ある

営業は新規開拓営業と、ルート営業の2種類に分けることができます。

実際は他にもいくつか種類があるんですが、ここでは離職率にポイントを絞って、この2種類で解説していきます。

 新規開拓営業は離職率が高い

新規開拓営業は新しい顧客を獲得することを目的とした営業方法です。基本的に断られるので

  • 思ったように成果を出すことができなかった
  • 顧客からの厳しい言葉に耐えられない
  • やっていて楽しくない

などの理由でやめていく人が多いです。

売り込む商品を使ったことがない、もっというと知らない人に対して販売していく方法として、このような営業方法があります。

飛び込み営業

インターフォンを鳴らして、個人宅や企業に飛び込みで営業をかける方法。一般的な営業というと、このイメージが強いのではないでしょうか。

ノウハウや、やり方を知っていないと「なんだ訪問セールスか、、うちは大丈夫です。結構です。」と断られることがほとんどで、100件営業をしても契約がとれないことが普通にあります。

テレアポ

電話で営業をする方法。こちらも基本的には断られるので、1日に300件以上の営業の電話をかけることになります。

また忙しい時間帯にかけると、相手もイライラして、心無い言葉をかけられることもあるので人によっては強いストレスになってしまいます。

どちらも精神的に厳しい仕事であるので、すぐにやめる人も多いです。

いっぽうで営業のスキルは、キャリアアップや起業を考えている人にとっては、身に付けておきたいスキル。

自分の夢のため、頑張って働く人もいます。ですから、3~5年でスキルが身についたらスパッとやめてしまう人も多いです。

 ルート営業は離職率低め

ルート営業とは、既存の顧客に対しての営業やフォローをするのが仕事です。

すでに取引を行っている顧客を訪問するため、新規開拓営業と違い断られるということがありません。

なので、営業の中でも精神的に楽であるといえるでしょう。とはいえ業務が楽というわけではなく、既存の顧客であるがゆえの難しさがあります。

細かな気遣いや、雑談力が信頼を作る

ルート営業で大切なのが顧客との深い信頼関係です。

相手の要望や、困っていることをしっかりとヒヤリングする能力が求められます。

より人間的な、雑談力や聞く力が求められるので、普段からすぐに相手と打ち解けられる人や、話題が豊富でおしゃべりが好きな人ほど長く続けることができる仕事です。

営業は最高の学び場

ここまでで、営業という仕事がいかに過酷で厳しいかを分かってもらえたと思います。では営業職に就くのは絶対にヤメたほうがいいのか?というと、そうとも言い切れません。なぜなら、営業職はとても多くのことを学ぶことができるからです。たとえば、

1.コミュニケーション能力

多くの人としゃべることになるので、相手の話を聞く力や伝える力を鍛えることができます。

2.精神力

営業で最初の辛い時期を乗り越えることができると、少々のことでは折れないメンタルが身についています。将来的に仕事が変わって、嫌なことがあっても「あの頃の、個人宅への飛び込み営業に比べたら全然マシ」となるでしょう。

3.提案力

相手の思考や、潜在欲求を読みとってプレゼンや商品の提案をする能力が磨かれます。商品をわかりやすく説明するのはもちろん「この商品も一緒にいかかですか?」とニーズに合わせた他のモノも提案できるようになります。

4.計画力

営業では、仕事の流れを自分で決めることになります。顧客と話す以外にも

  • 営業の資料作成
  • 上司や後輩が同行する際のスケジュール管理
  • 他の部署との納入までの流れの確認
  • 訪問する順番や、場所の設定

これらのタスクを効率よく進めるための計画力を学ぶことができます。

どれもビジネスマンとして、身につけておきたいスキルばかりです。

精神的に過酷で残業も多い営業職ですが、自己研鑽のために働くのであれば営業ほど自分を成長させてくれる仕事はありません。

ブラック企業の見分け方

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最高の学びの場とはいっても、ブラック企業に入るのは避けたいですよね。社内のストレスやパワハラで、精神をすり減らすのは何の成長にもつながりません。

そこで、ブラック企業を見分ける方法を紹介します。

1.求人広告が多い

常に求人の広告が出ていたり、大量の募集をかけている企業は要注意。

単純に離職者の多いことが理由であることがあるからです。自身で一度調べてみて、新しいことをやろうとしていたり、成長企業でなければやめておきましょう。

2.面接で聞く

何か疑問に思うことがあれば面接で聞いてみるのが一番。

企業からしても質問されることは、興味を持てもらえてると感じるので躊躇することはありません。

そこで、もし答えられずに話を濁されたり、抽象的な言葉が返ってくるようだと、何か言えない事情があることが多いので、やめておいたほうが無難でしょう。

3.求人の表現があいまい

  • 「アットホームな社風」
  • 「誰でも夢に近づける」
  • 「可能性は無限大」
  • 「感動を与える仕事」

このような、 あいまいな表現が使われていると要注意です。

また「学歴不問、未経験者歓迎」など採用基準が緩すぎる企業も、何らかの理由で辞める人が多いためと、考えられます。

こういった求人を見て企業を選ぶ際は、慎重になったほうがよいでしょう。

まとめ:営業を選ぶのなら理解と目的を持とう

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営業職はとても厳しい世界です。

給与が高いなどの安易な理由で、営業職を選ぶのはやめておいた方がいいでしょう。

ですが、企業の売り上げに直結するとてもやりがいのある仕事であることは間違いありません。

営業という仕事を理解した上で、しっかりとした目的をもって、ホワイト企業を選びましょう。

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