
ポイント
- 日雇い労働者ってどんな仕事をしているの?
- どうしていつまでも日雇い労働者を続けてしまうんだろう?
- 今すぐ底辺の日雇い労働者から抜け出したい!
- どうやったら日雇い労働者から抜け出せるの?
ここでは、このような疑問に答えていきます。
結論:日雇い労働者は労働階級の底辺である。
この記事を読むことで、もしあなたが学生であれば労働階級の底辺にある日雇い労働者という仕事をしっかりと理解することで、社会勉強になります。
また現在、日雇い労働者として働いている人にとっても、日々の生活に追われる毎日から抜け出すきっかけになってもらえると思います。
本記事の内容
ポイント
- 【労働階級の底辺】日雇い労働者の仕事内容
- 日雇い労働を続けてしまう理由
- 日雇い労働者から抜け出すための方法は正社員になること
日雇い労働者から抜け出して、経済的にも肉体的にも安定した生活を送れるようにしましょう。
目次
【労働階級の底辺】日雇い労働者の仕事

そもそも日雇い労働とは、1日限りの労働契約で働くことをさします。
そして自分の好きな日にちや時間に働くことができて、その日のうちに賃金の賃金の支払いがあることがメリットとしてあげられます。
総務省統計局の2020年10月の労働力調査では、非正規の職員・従業員の2,111万人うち81万人が日雇い労働者として働いています。
参照:労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)10月分結果
日雇い労働者の仕事内容

仕事の内容としては
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- 倉庫でのピッキング作業
- イベントスタッフ(セットの設営や警備など)
- 土木現場作業
- 引越し業者のサポート
- 簡単なライン作業
- 交通量調査
などがあります。
作業内容としては、簡単なものが多いのが特徴です。
それもそのはずで、明日来るかも分からない相手にたいして
- 覚えることの多いような仕事
- 技術を身につけないといけない仕事
- 人に指示を出すような仕事
このような仕事を教えるのは、雇用側としても非常に効率が悪いからです。
なのでどうしても、単純な繰り返し作業や肉体労働が多くなっています。
このことを「なんて退屈な仕事なんだ!10分が1時間に感じる…」と苦痛に感じる人もいれば、反対に「パンにソーセージを挟むだけでお金をもらえるなんてラッキー」と思う人も多いようです。
日雇い労働を続けてしまう理由

最初に、ここでは日雇い労働だけで生活している人について書いていきます。
なので、休みを利用して働いている大学生や主婦などはこのかぎりではありません。
1.就職するのがめんどくさい
おそらくこれが1番の理由です。人間は本質的に変化を嫌う生き物なので、何か特別な理由がない限り現状を変えようとはしません。
たとえば
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- 家族が出来て、正社員になって安定した収入を得たい
- どうしても叶えたい夢や、やりたいことができた
- 生命の危機
などです。
最後の生命の危機は言い過ぎと思われるかもしれませんが、実際に病気になってから運動をはじめたとかタバコをやめれたなど、いままで変えることのできなかったことが生命の危機を感じたことによって変わることはよくあります。
要するに、日雇い労働でもなんとか生きていけることが労働者に「まあなんとか生きていけるし、わざわざ就職するのはめんどうだな」と思わせてしまっています。
最初のうちは就職しようと思っていても日雇い労働を続けて、その生活に慣れてしまうと、ハローワークに行くことや転職活動をすることがめんどうに感じるようになります。
そしてそのうちに転職活動をすることを完全にあきらめて、酒とギャンブルにまみれた日雇い労働の世界から抜け出せなくなります。
2.周りと一緒
日雇い労働を続けてしまうと、今の環境が普通に思えてきます。周りには自分と同じような人たちがいて、中には自分よりもさらに底辺の人もいるでしょう。
すると、本当は少しがんばって社員になった方が給与や保証の点において、メリットが多いし将来的に安定するにもかかわらず、周りに合わせて「まぁいっか」と日雇い労働を続けてしまいます。
3.なんとか生きていけるから
日雇い労働の怖いところは、今の日本なら日雇いでもなんとか生きていけるところです。
現在はシェアハウスなどで住むところを安く借りることもできますし、食事もスーパーのセール品を狙えば200~300円でお腹を満たすことができてしまいます。
すると、実際はケガや将来のリスクがあるにもかかわらずそれを忘れてしまい、いつまでもこのまま生活していけると思い込んでしまいます。
日雇い労働者から抜け出すための方法は正社員になること

まずは正社員として働くことを目標に、行動していきましょう。
そのほかに起業やパート・アルバイトという選択もありますが、正社員を目標にする理由は
- 起業は事業自体を始めるのはもちろん、資金の調達など難易度が高い
- パート・アルバイトは安定して働くことができますが、将来を考えると正社員と比べて給与・福利厚生の面で劣る
以上の理由があります。また1度、正社員として働いた実績ができれば、いずれ転職という形で仕事を変えることもしやすくなります。
なので、まずは正社員として働いてその後、どうするかを考えましょう。
具体的にするべきことは
派遣先の業者にアピールする
これがもっとも現実的な方法です。誠意をもって一生懸命働くことができれば、派遣先に正社員として雇用してもらえる可能性は十分にあります。
仕事を真面目にこなすことはもちろんですが、社員や周りの人との人間関係も重要だったりします。
気に入ってもらえるために、相手が何を考えているかを先読みするぐらいの気持ちをもって、他の人とは違うプラスアルファの行動でアピールしましょう。
転職サイト・転職エージェントを利用する
正直いうと、年齢や正社員として働いた実務経験によっても変わるのですが、日雇い労働者からの転職は簡単ではありません。
しかし未経験でも募集している求人はあります。そういった求人の仕事内容は厳しいものが多く、離職率も高めです。
それでも「日雇い労働よりまだまし」と何年か頑張ることができれば、日雇いより遥かに高い給与がもらえることはもちろん、ビジネスマとしてのスキルも身につけることができます。
たとえば営業などのスキルは、1度身につけておけば一生使えるスキルでしょう。
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まとめ:抜け出すことは難しいが、可能である

1度でも日雇い労働の世界に足を踏み入れてしまうと、そこから抜け出すことは難しくなります。
なのでそうならないように、日々の努力や自己管理をしっかりとおこなうことが大前提です。
しかし、思いも寄らない要因でやむをえず、日雇い労働者になってしまうこともあります。
そんな時は少しでも早く抜け出すことが重要です。日雇い労働を長く続けてしまうと、感覚が麻痺して現状に満足はできないものの最悪ではないという考えが芽生えてしまいます。
実際はケガなどをしてしまえば、たちまち生活できなくなる状況であるにもかかわらず、それがわからなくなってしまい最悪の事態をまなきかねません。
そうならないためにも、正社員を目標にして、日雇い労働者からの1日でも早い転職を目指しましょう。