
- 退職理由は会社や上司への不満!だけどホントのことは伝えにくいな…退職理由で嘘をついてもいいの?
- 具体的にどのように伝えればスムーズに退職できるのかな?
- とにかく早くモメずに辞めたい!でも引き止められたらどうしよう…
このような悩みにお答えします。
いますぐにでも会社を辞めたいけど、なかなか言い出すのは勇気がいりますよね。
とくに退職理由を聞かれた時に「どう答えればいいか不安…」という人も多いと思います。例えば、ホントの理由が会社や上司への不満だった場合はちょっと言いにくいですよね。
嘘の退職理由を伝えればいいけどバレたら怖いし、罪悪感もある、そもそもなんて言えばいいかも分からない。
とはいってもいつかは退職して、転職しなければいつまでもストレスを抱えたまま仕事をしなければなりません。
なので、ここではスムーズに円満退社を目指す方法も合わせて説明していきます。
本記事の信頼性

本記事の内容
- 退職理由は嘘をついてもいい理由
- 【目指せ円満退社】引き止められにくい退職理由3選
- よくある引き止めパターン5選
それでは、行きましょう。
退職理由は嘘をついてもいい理由

結論をいうと、退職理由は嘘をついてもいいです。
嘘というと聞こえが良くないですが、本音とタテマエでいうところのタテマエだと思ってもらえれば大丈夫です。
社会人としては本音とタテマエを上手に使うことが、無駄なトラブルを回避する上で大切なことですよね。
話を戻して、ではなぜ嘘をついてもいいのか?その理由について解説します。
法律的に問題がないから
退職する際に労働基準法で定められているのは、退職の2週間以上前に退職の意向を伝えることです。
退職理由については、極論は言わなくても問題ありません。しかし、実際には退職の際に退職理由を言わないのは少し無理がありますし、誠実さにも欠けます。
なので、わざわざ本音を言う必要はありませんが、それなりの理由を用意する必要があります。
円満退社には納得のいく理由が必要
おそらく多くの人は、円満に会社を退職したいと考えているいるんではないでしょうか。
そのために必要な退職理由の内容は次の2つ
- 上司や人事に「それならしょうがないか…」と、退職を納得にしてもらえる
- 会社や特定の人を批判しない
これらなのですが、最初から理由が1のように誰もが納得する、結婚や両親の介護であれば問題ありません。
しかし、上司や会社への不満が退職の理由である場合もあると思います。そこで、退職の理由をそのまま伝えてしまうと、自分自身はスッキリするかもしれませんが、それでは不要なトラブルを生んでしまいかねません。
なので退職理由には嘘をつくことが必要になってきます。
具体的事例
実際にサラリーマンとして働く中で、たくさんの人がやめていくのを目にしてきましたが、タテマエをうまく使って円満に退職した人の方が多くのメリットがあると感じています。
例えば、上司への不満が本当の理由であったAくんは、退職時にタテマエを使い、飲食業に転職しました。円満に退職したおかげで、退職後も会社の人がお店に来てくれたり、忘年会で使ってくれています。
これは飲食店への転職に限ったことではなく、他の職種への転職においても円満に退社しておくことのメリットは大きいといえるでしょう。
嘘がバレるパターン
でも嘘がバレたらどうしよう…と心配になる人もいると思うので、嘘がバレるパターンを紹介しておきます。
パターン1
両親の面倒をみるため地元に帰るという理由で東京の会社を退職。しかし、実際は東京で転職してその姿を目撃されバレる
パターン2
上司にはタテマエを伝えたが、部下には本音を話してしまい、そこからバレる
パターン3
退職理由を伝えた後に上司からしつこく「その理由は本当?」と聞かれ、自らしゃべってしまう
退職理由を伝えた後は、会社をやめるまで余計なことはしゃべらないことが大切です。
上司に、しつこく「その理由は本当?」聞かれても「はい、本当です」とだけ答えるようにしましょう。
円満退社を目指そう!退職理由は嘘でもいい
- 法律的にも問題ないこと
- 不要なトラブルを生まない
- 退職までのストレスが減る
- 退職後に力を借りられる
以上のことから、退職理由は嘘でもいいということがわかってもらえましたでしょうか。
目的は会社を退職することです。そのためには、引き止めに合わない、さらに誰も不快にさせない理由を語る必要があると言えるでしょう。
【目指せ円満退社】引き止められにくい退職理由3選

転職先が決まった
すでに転職先が決まっていることを理由に退職の意向を伝えると、引き止めにあいにくいでしょう。
注意点として、なぜ転職するのかを聞かれた時にその理由を用意しておく必要があります。
ここで会社や上司の不満を言ってしまうと、退職までの数ヶ月間が辛いものになってしまいます。
なので理由は「ずっとやりたい仕事だった」「新しい仕事に挑戦してみたい」のような、自身の夢や目標のようなものがいいです。
このような理由であれば、相手を不快にさせることがないでしょう。
家庭の事情
家庭の事情は会社や上司は口出しできません。
- 両親の介護
- 家業の後継
- その他家族の事情
これらの理由があります。本人にしか分からないところなので、会社にしてみれば引き止めようがありません。
会社によっては、確認の連絡をするようなところもあるようですが、このような非常識な会社はさっさと退職してしまいましょう。
個人的な夢や目標のため
ポジティブな夢や目標を退職理由にすると引き止めにあいにくいでしょう。
ポジティブな理由であれば、相手を不快にすることもありません。
注意点として、今の職場では絶対に目標が叶えられない必要があります。例えば
- 完全に職種が違う
- 勤務地が違う
- 会社の理念が違う
などの理由であれば、会社から引き止めの提案ができないので、スムーズに退職できるでしょう。
よくある引き止めパターン5選

最後によくある引き止め方を紹介します。
真剣にあなたのことを思って引き止めてくれる人もいるでしょうが、実際は
- やめられると自分の負担が増える
- 仕事の調整がめんどくさい
- 新しい人を教えるのが大変
- 新規で人を雇うコストが掛かる
このような、一方的な理由で引き止めていることがほとんどです。
罪悪感から転職を諦めてしまいうと、一生後悔することになるかもしれません。
その場の感情で流されてしまわないように、注意しておきましょう。
よくある引き止めパターン1:君がいないと困る
「この会社には君が必要なんだ」
「君がいないと仕事が回らないんだ」
と言われるパターン。もっともよくあるパターンで、人間の情の部分と承認欲求を満たそうとするパターンです。
誰かに迷惑がかかると言われると、罪悪感が生まれてしまいます。そして、自分のことを認められると嬉しい気持ちは分かりますが、いま一度退職すると決めた時の気持ちを思い出した冷静な対処が大切です。
よくある引き止めパターン2:もう少し待ってくれないか
会社としては先延ばしにすることで、退職する気持ちの変化に期待しているのでしょう。
しかし、あなたが退職すると決めた以上は、待つ必要はありません。
あと1ヶ月だけ待ってあげようか、などと思っていてはせっかくの転職のチャンスを逃してしまうことにもなります。
よくある引き止めパターン3:残された人の気持ちを考えられないのか
罪悪感をあおるパターンです。優しい人や気を使える人ほど罪悪感から退職を躊躇してしまいがちですが、そうならないためにも強い意志をもって対処することが大切です
よくある引き止めパターン4:部署の異動や待遇の改善を提案される
退職理由によっては、部署の異動や待遇の改善を提案されることもあります。
その提案によってあなたの悩みや不満、キャリアの目標が満たされるのであればいいのですが、多くの場合において大きな改善は期待できません。
なぜ転職するのかを明文化(文章)しておくことで、提案を受けた際にもその提案が、本質的な悩みの部分を解決するのかどうかをしっかりと見極められるようになります。
よくある引き止め方パターン5:後任が決まるまで待ってくれないか
あなたが抜けた穴を埋めなければいけない会社側の言い分も、確かにわかります。
しかし、いつ決まるかもわからない後任をダラダラ待つ必要はありません。長くても2~3ヶ月を目安に会社に提案し、その期間を過ぎれば退職する意向を伝えましょう。
まとめ:退職理由にはポジティブな嘘がおすすめ

結論:退職理由で嘘をつくことは法律的に問題ありません。
そのうえで、本当の退職理由が会社や上司への不満のようなネガティブなものである場合は、嘘(タテマエ)をうまく使うことで円満に退社できるでしょう。
そして、最低限のマナーとして退職の意向は1~3ヶ月前に直属の上司に伝える。これらを守ったうえで円満退社を目指しましょう。