
- 新卒から育ててもらったのに、転職するのは先輩への裏切りだよね…
- 転職したいけど、上司から裏切り行為だと言われた
- いまのプロジェクトを仕事を投げ出して転職するのは裏切り行為だよね…
- お世話になった会社への罪悪感で転職に踏み切れない
- 人が足りない今、転職するのは裏切り行為かな?
この記事ではこのような悩みに答えます。
もしあなたがパワハラやサービス残業だらけのブラック企業にいるのであれば、なんの罪悪感もなく転職に踏み切れるかもしれません。
しかし、キャリアアップを狙った転職や夢に向かっての転職であれば、いまの会社にそこまでの不満あるわけではなく、申し訳ないという罪悪感が生まれてしまうでしょう。
結論からいえば「決意したのであれば、転職は今すぐにするべきです」人生の貴重な時間を絶対に無駄にしてはいけません。
この記事を読んで、あなたの仕事をあなたの手で選択してもらえることを願っています。
本記事の信頼性

本記事の内容
- 転職は裏切り行為ではない!集団から外れる人を攻撃する日本特有の心理
- あなたが転職しても誰も傷つかないという事実
- 罪悪感から転職できない人のための具体的アクションプラン
目次
転職は裏切りではない!集団から外れる人を攻撃する心理

ここでは、なぜ転職は裏切りといわれるのか?
大きく分けて3つの理由があるので、それぞれ説明していきます。
1.過剰な仲間意識(依存)
仕事上での過剰な仲間意識は、裏切りと呼ばれる原因になります。依存といってもいいでしょう。
本来なら、相手の行動を応援するのが本当の仲間ですが、依存状態に相手がいる場合は裏切りととらえられることもあります。
裏切りととらえられる理由は、相手の捉え方でしかないのですが、たとえば
- 困っていた時に助けてあげたのに、転職するなんて裏切りだ。
- 一緒に会社を良くするために頑張ろうと語り合ったじゃないか。
- 転職するなんて、自分のことしか考えていない裏切り行為だ。
このように思ってしまう人は「転職は裏切り」と考えてしまうでしょう。
この仲間意識は同じ目標に向かっているときは、お互いに助け合ったり励まし合うことでミッションを達成する重要な要素です。
しかし、ひとたび違う目標を掲げる人が出てしまうと、たちまちそれを異物とみなしてしまいます。
転職という仕事上での仲間から離脱する行為を裏切りと、とらえてしまいます。
2.嫉妬・妬み
嫉妬や妬みも転職が裏切り行為といわれる原因です。
転職は裏切りという人の心理というのは、
さまざまな理由で、転職するメリットがあるのは分っているが、今の会社で積み上げた信頼や、人間関係での居心地の良さを失いたくないもしくは、めんどくさいという気持ちが勝ってしまっているので転職できずにいる。
なので転職を実行に移す人を批判することで、転職できない自分を肯定しようとしている心理がはたらいています。
そのほかにも、大企業への転職、引き抜きなど誰がみても条件の良いであろう転職は嫉妬や妬みを生みやすいといえるでしょう。
3.会社からすれば育成のコストがかかっているから
会社からすれば研修や資格取得の費用など、あなたを育成するために給与とは別に、多くのコストをかけています。
なのでコストをかけて育てて、ようやく育ったと思った矢先に転職されると、裏切られたと感じてしまうのもある程度は理解できます。
とはいえ、会社に社員を拘束する権利はありません。しかし「どうせならあの資格を取ってから転職しよう」などと、自分の利益だけを考えて行動するのは、印象があまりよくないといえるでしょう。
あなたが転職しても誰も傷つかないという事実

もしあなたが自分が転職することで
- いまの部署で自分が抜けると仕事が回らなくなってしまう
- この仕事は自分にしかできない、だからやめると迷惑をかけてしまう
- 取引先は自分がやめると取引してもらえなくなるのではないか?
このようなことを想像して、罪悪感から転職をすることを迷っているのであれば、それはあなたが心配しすぎているだけかもれません。
たしかに、退職したあとの数週間はあなたの仕事を誰かがやらなくてはならないので、1人1人の負担が増えるでしょう。
しかし1ヶ月もすれば、新たに他部署から人を入れたり、もしくはそのまま、仕事が元通りに流れてしまうのが組織の凄いところです。
でも自分にしかできない仕事の場合は、そもそもできる人がいないから会社に迷惑がかかってしまうのではないか?
このように思われる人には「人間の能力には大差がない」ということを知ってもらう必要があります。
あなたにしかできない仕事などそもそも存在しません。理由としては
- 自己評価が高い
- 自分には才能があると思っている
- 習得まで時間がかかった
- 周りにそういわれた
などの内的要因、外的要因がそれぞれあります。
その仕事は、確かに誰にもでもできる仕事ではないかもしれません。でもあなたにしかできない仕事でもありません。
罪悪感から転職できない人のための具体的アクションプラン

罪悪感から転職できない人は
- 優しすぎる
- 周りに気を遣いすぎる
- 自己犠牲を美しいと思っている
このような特徴、長所をもっている傾向があります。
なぜなら、反対に自己中心的で、相手のことを全く考えない、自分の利益のみを追求する人であれば、罪悪感など感じることなくすぐに転職してしまうからです。
話を戻すと、こういった優しいすぎたり周りに気を遣いすぎる人は、マインドセットを少し変えてみることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
あなたの人生はあなたにしか生きられないと自覚する
あなたがもし、周りに気を使って
- 「今までお世話になった先輩を裏切ることになってしまう…」
- 「後輩を失望させてしまうかもしれない」
- 「両親にも心配かけるかもな…」
このように思っていて、それが理由で転職に踏み切れずにいるとしたら、それは他人の人生を生きようとしています。
人のために何かをしてあげようとするのは、とても素晴らしいことです。
しかし、自分のやりたいことを我慢してまですることではありません。
なぜなら、あなたの人生はあなたにしか生きることはできないからです。
そして、あなたにはあなたの人生を生きる権利があります。ほかの人は、あなたの人生を生きてはくれません。
仕事は、自分のやりたいことをしてみませんか?
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【あなたをどう思うかは相手しだい】できることは退職前に誠意を尽くすことだけ

結局のところ、転職が裏切り行為と言われるかどうかは相手しだいです。
そして、相手の考えをあなたがコントロールすることはできません。なので、最終的にあなたにできることは、退職まで誠意をもって勤め上げることです。具体的には
- 退職することを、退職したい日の2カ月前までには上司に伝える
- 2カ月の間にしっかりと引き継ぎを行う
- 取引先などがあれば、一言あいさつに伺う
- 最後まで仕事に真摯(しんし)に取り組む
- 感謝を伝える
新しい仕事が決まっていても、そちらにばかり目を向けずに、最後まで真剣に目の前の仕事に取り組む。
これだけして、それでも裏切り行為と言われてしまう場合は、もうあなたにはどうしようもありません。
それは、もう相手の問題です。しかし、最後まで誠意をもって仕事に取り組むことが円満に退社するために、あなたがとるべき最善のアクションプランであることは間違い無いでしょう。
裏切り行為といわれても、最後まで誠意を尽くすことで円満退社できる

転職は裏切り行為ではありませんが
- 過剰な仲間意識(依存)
- 嫉妬・妬み
- 育成コスト
このような、勝手な理由で裏切りと言われてしまうこともあります。
しかし、あなたは自分の人生を生きる権利があります。
なので、ここであなたにできることは、2カ月前までに退社の意向を伝え、最後まで誠意を尽くして仕事に取り組むことです。
この記事を読んでくれた人に、少しでも一歩踏み出す勇気を与えられることを願っています。